総合探究コース COMPREHENSIVE INQUIRY COURSE

目次

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5つの領域の学びで可能性を広げる!
〜夢は自分で決める〜

探究学習を礎に、進学からその先の夢を描く

専門科目の知識・技術×好きなことで自信をもつ

自分らしい進路を見つける、
総合探究の学習メソッド

  1. 課題を見つけ、解決策を考える。
    PBL(問題基盤型学習)

    5~6人の学習グループを作り、メンバーで議論を交わしながら、課題抽出から解決までを生徒自身が主体的に行います。この取り組みを繰り返すことで、自らの考えや課題が新たに更新され、探究の過程が繰り返されていきます。

    PBL(問題基盤型学習)  イメージ

  2. 自分の好きなテーマを自由に選択する
    Myテーマ設定

    1年次で行った探究活動の知識・経験を活かし、2年次では自分たちで探究テーマを設定します。このテーマは自分の好きなテーマを選択することが可能です。「お年寄りを支えたい」「地域文化を残したい」「こどもが好き」など、テーマは自由です。

    Myテーマ設定 イメージ

  3. 自分の価値観を言語化する
    げんごか先生

    専用オンラインサービスに日々の学びを毎日記録していきます。その蓄積が自分自身の価値観を言語化する「価値観ポートフォリオ」となります。
    職業観・人生観・学習観・未来観、これらの自分の中にある価値観を言語化し、最終的には自分の進路の導きへと繋げていきます。

    げんごか先生 イメージ

  4. 高校生と社会人がタッグを組む
    コミュニティ実践

    世の中を良くするパートナーとして、岡山県の企業や団体といった業界全体が良くなる視点を持った組織とのコミュニティ。このコミュニティから、生徒はぴったりの社会人(企業・大学・組織)と出会い、社会人からのフィードバックを得て、成長していきます。

    コミュニティ実践 イメージ

総合探究 外部講師紹介

コミュニティ実践 イメージ

西田 将浩
OCES代表理事 日本キャリア教育学会認定キャリアカウンセラー
大学在学中から20年以上、「高校生への進路指導とはどうあるべきか」を問い続け、探究と実践を行う。現在の最適解は「高校生自身の主体的な探究や実践の中で、自然と自身の志や進路と出会うこと」と考える。この自己理解と社会理解を深める探究学習を多くの有識者たちと共同開発し続けている。

普通科総合探究コース

総合探究コース イメージ

3年間で探究に対する知識と理解を深め、課題解決力を高める
総合探究コースの学びがさらに進化しました。新しい取り組みでは、何より「経験値」を積み重ねることを重視。3年間で探究に対する知識と理解を深め、実践的に課題解決の体験を繰り返していきます。答えのない社会課題に対して、興味関心を高めることは「学びの発見」に繋がります。社会や自分自身を見つめ、あらゆる価値観を可視化し、自分の進路へと繋げてゆく。この活動に、進路学習支援やイノベーション人材育成・教育研究開発事業において日本国内で第一人者の西田将浩氏(OCES代表)にご協力いただき、地元倉敷の地域企業と連携して、どこよりも質の高い「経験値」を提供していきます。

総合探究コースには
専門性を高める
5つの領域があります

  • 探究学習を礎に、大学・短大・専門学校への進学

    総合進学
  • 基礎から最新かつ高度な知識や技術を身につける

    ITメディア
  • 技術と創造性を伸ばし、個性を最大限に活かす

    アート・デザイン
  • 地域施設と連携し、地域貢献できる人材育成

    保育・福祉
  • 「食」を本格的な実習で楽しみながら学ぶ

    調理

普通科 総合探究コース総合進学

総合進学 イメージ

探究学習をベース
基礎学力・表現力・新しい領域の学びで可能性を広げる
1年次で学習した「探究ゼミ」で自ら課題を設定する探究学習を土台として、大学・短大・専門学校への進学を目指します。既存の教科外の学びを取り入れることによって、希望進路の可能性を広げます。

2年生の時間割例多様な学びの中であなたの可能性を育てます

時間割例

多様な学びで基礎学力を向上し、可能性を広げる
多様な学びによって、将来の目標に向けた基礎学力の向上を目指します。
  1. 繰り返しの演習で、表現力を高める
    小論文演習

    ほとんどの高校生は授業で小論文を学ぶ機会がないものの、小論文を受験科目に課す大学は年々増加傾向にあります。倉敷高校では小論文演習に力を入れることで、他の受験生に対して大きな差をつけていきます。

    小論文演習 イメージ

  2. 資格取得で進路決定に有利!
    Webデザイン(3年次)

    Webデザインとは、Webページの見た目に関わる部分を制作することです。具体的な配色を決めたり、写真や文字のレイアウトを考え、魅力的なサイトに仕上げます。ホームページ作成の基礎知識などを学び、情報系の資格も取得できます。将来幅広く活用可能な知識・技能を得られます。

    Webデザイン イメージ

教科書を超えた学びで
「自分にできること」を発見し、人を守る未来へ。

教科書を超えた学びで「自分にできること」を発見し、人を守る未来へ。

横石 紘誠さん

総合進学領域の授業では、教科書の内容を超えて、実生活に即した課題解決に取り組んできました。積極的に考え、話し合いながら学びを深めていく実践的な授業は、社会に対して「自分には何ができるか」を具体的に考えるきっかけになりました。ディスカッションを繰り返すことで、さまざまな角度から物事を見る視点が身につきました。授業の中で、災害時に自衛隊が救助にあたっている映像を見て、「人を守れる仕事」というテーマが話題になったことが、将来の目標を決めるきっかけとなりました。現在は、倉敷芸術科学大学で体育領域の知識と技術を学びながら、最終的に自衛隊幹部候補生になることを目標に頑張っています。

倉敷芸術科学大学森川 夢元さん

普通科 総合探究コースITメディア

ITメディア イメージ

高度な情報処理能力が求められる現代。最新設備で専門知識を身につける
基本的なIT技術の習得は現代社会での必須事項。さらに専門的に特化したコンピュータを使った実習を中心に、情報の管理・活用における知識・技能を学び、情報工学系の大学進学やプログラミング・ゲーム関連の専門学校への進学を目標としています。

2年生の時間割例最新情報機器を活用して自己表現力が身につく!

時間割例

情報のエキスパートを目指す資格取得から、ビジュアルデザインの分野まで
課題研究では、各種情報処理検定の資格取得だけでなく、動画作成・映像表現・美術表現などのビジュアルデザインに必要な資質・能力も育成します。
  1. 進学や就職に有利な専門知識
    情報系資格取得
    (検定一覧)
    情報処理技能検定/プレゼンテーション作成検定/文書デザイン検定/日本語ワープロ検定 その他

    情報社会に必要な基本知識から、表計算のExcel、Wordで基本文書の作成、ホームページ作成やパワーポイントの活用など、コンピュータに関する操作をマスターするとともに「文章デザイン」「情報処理」「プレゼンテーション作成」等の検定にも挑戦します。卒業後は大学、各種専門学校への進学や県内外の各企業に就職しています。

    情報系資格取得 イメージ

  2. 高大連携を活かす
    高校で大学の単位取得

    3年次には、単位互換制度を活用し高大連携指定校でもある岡山理科大学の単位を高校在学時に取得できることも魅力の一つです。また、プログラミングの基礎から学び、アルゴリズム、ネットワーク等、情報処理の基盤となる知識・技能を岡山理科大学の学生とともに特別講師から直接学ぶことができます。

    高校で大学の単位取得 イメージ

ゼロから挑戦、自信という強みを持って
社会で活きるITスキルを習得!

三村 龍之介さん

私は現在、晴れの国岡山農業協同組合に入社し、社会人1年目として頑張っています。2年次の領域選択の際、「卒業までに何かひとつ、自分の強みが欲しい!」と考え、ITメディア領域を選びました。高校入学までコンピュータに触れる機会はほとんどなく、知識も全くありませんでしたが、先生方が基礎から丁寧に指導してくださったおかげで、「文書デザイン検定1級」や「プレゼンテーション作成検定1級」に合格することができました。現在の仕事でもコンピュータに触れる機会は多く、「速い速度でタッチタイピングができるなんてすごいね!」と職場の先輩方に声をかけていただくこともあり、倉敷高校で学んだことが、就職先での自信につながっています。

晴れの国岡山農業協同組合 大月 みことさん

普通科 総合探究コースアート・デザイン

アート・デザイン イメージ

学内での専門知識習得とともに学校外での地域活性化の一旦を担うことで技術と感性の両面を伸ばす
地域との連携や、大学付属の美術館において卒業制作の展示を行い、地域活性化の一翼も担っています。また、倉敷美観地区や大原美術館での現地研修を実施するなど、様々な表現方法を学ぶことで、多面的な視野を育み客観的に自分を見つめる視点も身に付きます。近年、美術系の大学に進学する生徒も増えてきています。

2年生の時間割例アート・デザインを学ぶだけでなく、様々な進路選択もできる!

時間割例

美術の歴史・技法・造形・デジタルデザインまで、あらゆるジャンルを網羅
2年次には造形活動の基礎となる色彩やデッサンを中心とした学習をし、3年時にはiPadやPCを活用したビジュアルデザインなど幅広い表現の中から自分に合った制作活動を行っていきます。
  1. あらゆる人の視点に触れる
    校外での作品発表

    倉敷美観地区の加計美術館で卒業制作展や、倉敷駅地下ギャラリーでの制作展など、校外でも活動の場が広がっています。様々な人の感想や反応を知ることができる貴重な機会となっています。

    校外での作品発表 イメージ

  2. 基礎的な色彩学を学ぶ
    色彩検定対策

    アート・デザインの領域では、色彩を学びながら、色彩検定にも挑戦するための対策を行っています。基礎的な色彩学を学ぶことで絵画、デザインなどへの理解を深めていきます。

    色彩検定対策 イメージ

倉敷高校で学んだ表現の基礎があるから
今の造形作品に自信を持って取り組める

倉敷高校で学んだ表現の基礎があるから今の造形作品に自信を持って取り組める

近藤 詩織さん

私は現在、横浜美術大学に通っています。倉敷高校での美術の授業が私の大学生活に大変役立っています。高校では自分の造形作品に真剣に向き合う時間を過ごし、アナログ作品の制作の重要性を学びました。最近はデジタルでの制作も増えましたが、アナログでしかできない表現もあることに気づかされ、さまざまな道具を使用しての表現方法を学び、自身の世界観を確立しました。 これらの経験が大学における作品制作において大きく役立っており、自信を持って様々な授業の課題に取り組んでいます。倉敷高校での経験が今の私を形作り、美術大学に進学する基盤となりました。

横浜美術大学近藤 詩織さん

普通科 総合探究コース保育・福祉

保育・福祉 イメージ

保育と福祉に関する知識と技術思いやりの心を育み、社会に貢献できる力を身につける
保育や福祉分野の基礎知識や技能を学ぶだけでなく地元の幼稚園や保育園・社会福祉施設での実習を通じて、将来、幼稚園や保育園の先生、介護福祉士・介護職員などエッセンシャルワーカーとして地域貢献ができる人材を育んでいきます。専門的な知識技能を身に付けるため本校と連携協定を結ぶ大学・短大・専門学校に進学する生徒が増えてきています。

2年生の時間割例体験を通して地域に必要とされる知識と技能を習得

時間割例

社会福祉に対する基本を学び、保育や福祉現場での活躍を目指す
2年次より、保育や福祉の基本事項を専門教科として学習していきます。また、多くの実習を通して現場体験をすることによって、保育・福祉の大切さを感じることができます。
  1. 少人数の実習で責任感と主体性を
    現場で活きる実践的な学び

    保育技術検定1級まで受験することができます。検定の内容を学びながら、知識に基づいた技術を習得していきます。地域の子ども園での実習では、学んだことを実践の場で活かし、責任感と主体性を養います。絵本の読み聞かせや壁面構成の作成、ピアノのレッスンなど、実技中心の授業を丁寧に指導する点が特徴です。

    地元保育園での実習 イメージ

  2. 専門学校との連携で知識と技術を学ぶ
    介護職員初任者研修の取得

    介護職に就くためのスタートラインとなる、基礎的な知識と技術を習得する研修です。「講義」と「実技実習」を通して現場で活躍する上で必要となる実践力を養います。岡山医療福祉専門学校と連携し、特別講師の授業を直接受講することができます。全員が取得しています。

    介護職員初任者研修の取得 イメージ

倉敷高校で人と繋がる喜びを知り言葉の力で、
誰かの支えになるために学んでいます。

佐々木 颯来さん

私は現在、川﨑医療福祉大学で言語聴覚士を目指して勉強しています。倉敷高校の福祉領域での体験授業や実習、ボランティア活動を通して、多くの方々と関わりながら、コミュニケーションの重要性を深く学ぶことができました。特に、「話すこと」「聞くこと」といった意思疎通に困難を感じる方がいるということを知ったことが、言語聴覚士としてそういった方々の支えになりたいと考えるようになったきっかけです。大学では、言語聴覚に関する専門知識に加えて、コミュニケーションの大切さやチーム医療の重要性についても学んでいます。倉敷高校で人と関わること、コミュニケーションの大切さを学んだことが、今の学びに繋がっています。

川﨑医療福祉大学 芝原 千晴さん

普通科 総合探究コース調理

調理 イメージ

最新設備の実習室で本格的な「食」知識と技術を学ぶ
連携先の専門学校の講師や地元の人気飲食店のシェフをお招きし、豊富な調理実習が人気です。和食・洋食・中華・スウィーツなど楽しみながら調理技術を身に付けていきます。毎年、地元飲食店と協力し地元食材を活かした新しい商品の開発や、フードロスの課題を解決するためのアイデアを提案するなど、SDGsへの取り組みも熱心に行っています。

2年生の時間割例丁寧に学べる環境で、着実に技術を高められる!

時間割例

生活に欠かせない食の知識から、調理器具、調理方法の基本から応用まで
食に関する知識や調理器具の使い方・調理方法などを基本から丁寧に学べるので、着実に調理の腕を磨くことができます。専門学校の先生による出前講座では、調理に関するプロの技術を学ぶことができます。
  1. 検定に取り組み、将来に活かす
    調理系の資格取得

    食物調理技術検定準1級まで受験することができます。検定の内容を学びながら、調理の知識や技術を深めていきます。また、実験・実習を繰り返すことで食品や栄養に関する知識も体験的に学んでいきます。

    調理系の資格取得 イメージ

  2. プロの技術を目の前で学ぶ
    大学・専門学校との連携

    専門学校の先生やプロの料理人による実技指導を実施しています。難しい実習にも挑戦しながら、本格的な調理技術を楽しく学んでいきます。食分野について体験的に学び、生活を豊かにする食の在り方を探究していきます。

    大学・専門学校との連携 イメージ

「好き」を「できる」に変えた食の学びが、
未来の夢を拓く!

「好き」を「できる」に変えた食の学びが、未来の夢を拓く!

竹房 稜真さん

「料理がうまくなりたい!」という思いから、2年次の領域選択で調理を選びました。包丁もほとんど使ったことがない状態からのスタートでしたが、週1回の調理実習で基礎からじっくりと学ぶことで、徐々に調理技術を身につけることができました。3年次に受験した食物調理技術検定準1級では、献立作成から調理まで自分で考えて取り組む「お弁当作り」の課題に挑戦しました。苦戦しながらも、親身にサポートしてくださる先生と練習を重ねたことで、無事に合格することができました。この経験を通して、栄養バランスを考えながら調理する楽しさや達成感を実感し、「食」を通じて人の健康を支える管理栄養士を目指すきっかけとなりました。現在は、ノートルダム清心女子大学で管理栄養士を目指して学んでいます。倉敷高校で調理の基礎知識と技術の両面から学び、楽しみながら実習に取り組んだ経験が、今の私の基盤となっています。

ノートルダム清心女子大学谷村 結乃さん

先輩たちにつづけ!進学実績

岡山商科大学・岡山理科大学・環太平洋大学・吉備国際大学・倉敷芸術科学大学・くらしき作陽大学・山陽学園大学・就実大学・中国学園大学・大阪学院大学・大阪商業大学・京都産業大学・同志社女子大学・神戸芸術工科大学・国士舘大学・阪南大学・広島国際大学・福山大学・桃山学院大学・横浜美術大学・流通科学大学・大阪産業大学など

総合探究コースの
名物ティーチャー

  • 情報担当課 熊代先生